街を見守る丘
海南nobinos(ノビノス)
海南市では老朽化を理由として移転する市庁舎の跡地に、図書館を主として市民の溜まり場、生涯学習支援、子育て支援などの機能をもつ複合施設、海南nobinosを建設することとなり、私たちはそのランドスケープデザインを手がけました。
地上階を駐車場とした建築のエントランスは2階レベルにあり、外部とエントランスをつなぐ高低差4mの広大な斜面を、街を見守り、また街から見守られる丘をコンセプトに、豊かな日常の営みを育める場所を目指して計画しました。
全面を芝生とした斜面は、木陰と段差とファニチャーというシンプルな構成要素で多様な活動を受け入れられるように、大小様々な場として分節しながら棚田状に構成されています。丘に点在するファニチャーは「海南を構成する色」を抽出したカラーチップのようなデザインとし、サインやインテリアと連動して施設のアイデンティティを形成しています。
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竣工
2020年
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所在地
和歌山県海南市
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事業主
海南市
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広場など外構面積
約4,500m2
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建築設計
東畑建築事務所
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全体デザインディレクション・サインデザイン
HIROMURA DESIGN OFFICE
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インテリアデザイン
藤森泰司アトリエ
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遊具デザイン
小林和生
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植栽計画
TREEFORTE
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STGK業務内容
ランドスケープデザイン
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撮影
Nacása & Partners Inc.(1-4)/ 北山勝哉写真事務所(5-11)
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担当デザイナー