園舎と繋がる大きなテラスと芝生広場
めぐみこども園
こども園の園庭リノベーションと室内のアート遊具をstgkでデザインしました。
園庭:元々の園庭には既製品の遊具が所狭しと配置されており、プールによって園舎と分断され、使い勝手が良いとは言えない状況でした。そこで既製の遊具を全て取り払い、園庭と園舎を分け隔てていたプールもろともウッドデッキで覆い、芝生広場へと繋がる大きな大きなテラスを作りました。広々としたテラスが園舎とシームレスに繋がることで、こどもたちは裸足のまま外に駆け出し、思いっきり体を動かすことができます。夏季にデッキを一部取り外し、プールを利用できるようにしています。フェンスは既存の支柱を生かしながら木材をアクセントにしたデザインに作り変え、トーンを整えました。
アート遊具(いきもののかたち遊具とみずたま遊具):0〜1歳児の保育室に向けてデザインしたのは、一本の大きな丸太から削りだした犬のようで、猫のようで、牛のようで、熊のようなどこかいきもののような形をしたオブジェです。それがすべり台になったり椅子になったりトンネルになったり、いきものと触れ合うように子供たちは遊びます。 園庭のデッキにはプールから漏れる水滴をイメージしたオブジェをデザイン。椅子として座ったり、つかまり立ちや上に上ったり、捉えどころのない形は様々な使い方が可能です。
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竣工
2017 (園庭) / 2015 (いきもののかたち遊具)
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所在地
福井県福井市
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事業主
めぐみこども園
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敷地面積
2,370m2
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建築改修
v.a.nコーポレーション/Kawakami
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いきもののかたち遊具の制作
コム・ワーク・スタジオ
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みずたま遊具の制作
sixinch
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撮影
STGK (1~10, 18, 19), 清水 隆裕 (12-17), めぐみこども園 (11)
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業務内容
ランドスケープデザイン・アートワーク
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受賞
ウッドデザイン賞2015 (いきもののかたち遊具)
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担当デザイナー