白糸の滝とともに暮らす
KRISUMI CITY Phase 2: Waterfall Suites
住友商事とインドのKrishnaグループの共同企業体Krisumi Corporationが手掛けるマンション開発事業「Krisumi City」は、デリー郊外のグルガオンのおよそ13haの敷地に住居約2,770 戸と商業施設、オフィスビル等を建設する大規模開発事業です。複数期にわたり建設され、2030年に全域が完成する予定です。STGKはPhase 2からのランドスケープデザインを担当しています。
Phase2は高層住宅1棟を有し、その建築デザインのテーマは「白糸の滝」、富士山の麓にある静謐な滝にインスパイヤされた建築の足元のランドスケープデザインが求められました。
暑季の最高気温が50℃近くにもなる現地では、集合住宅のアメニティにプールが必要となり、メインガーデンに「白糸の滝」を模した滝の落ちる、広大なプールを中心としたランドスケープを提案しました。プールは有機的な形状のステップで構成し、入江や島などを配しながら様々な景観を楽しめるようになっています。滝の構造体を利用した滝裏のロングベンチや、景石のようなテーブル椅子など、景観と一体的なシーティングスペースを多数配して、プールを中心に心地よく過ごせる庭をデザインしました。
2Fテラスの植栽帯もプールと同様な曲線のデザインとし、フロントビューからの景色に加え、タワーの上層階から見たときに地上と一体的な庭として見えるようなデザインとなっています。
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プロジェクト状況
2023 Schematic Design 終了 / 2025 建設中
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所在地
Gurugram (Gurgaon), India
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事業主
Krisumi Corporation
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建築設計
日建ハウジングシステム
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CG rendering
日建ハウジングシステム
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Local architect:
Rajeev Agarwal Architects
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業務内容
Landscape design (Concept design / Schematic design)
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担当デザイナー